とあるスタッフの リールのハンドルのお話 違いは何?

最近、リールのカスタムパーツが入荷して

お客様から色々問いかけがあったので

今回はハンドルのことをちょこっと書きますね

リールのカスタムって

①見た目をカッコよく(自分好みに)♪

②性能の向上

この2つがあるんじゃけど

案外①に振りすぎて、②が向上じゃなくて低下してることも、無きにしも非ず

まぁ、自分が納得して使ってる分には問題はないんですけどね

一例として、最近自分の愛機を一台増やしたんで

それで説明しますね

今回購入したのがコレ

 

ダイワさんの、シルバーウルフっていう、チニング用に開発されたベイトリールです

自分的には、チニング用って訳じゃなく

今まで使ってたジリオンSV(前型)がかなり傷んできたんで、それを引退させて

シーバス・エギング・ヒラメに、ちょい投げやらブッコミやら・・・

色々使う予定で購入

実際に使った感想(サーフで10~30gのルアーを投げ倒して)

PE用にチューニングされたブレーキが、まぁ~すげぇ~♪

ちょっと巻きすぎなぐらい糸を巻いてみたんじゃけど、キャスト時にスプールから糸がふけない

PE0.8号で、キャスト切れの心配なしにぶん投げられる♪

確かに、新領域のストレスフリー

巻き心地やら、耐久性やらは、改めて実釣ブログで書いていきますね

今回の本題、カスタムですが

自分のシルバーウルフは、現状こんな形へ

 

以前使ってたジリオンから

SLPのパーツを移植しました

SLPはダイワの純正カスタムパーツになるんですが、前モデルとの互換性があったんで

そのまま移植が出来ちゃった♪

※1個だけ、そのままじゃ使えなかったパーツがあったんで、多少いじくってます

で、です

これの目的は・・・・ハイ、完全に見た目だけです

性能的なメリットは?

う~~~ん

全くないんじゃなかろうか?

ってことで、自分のカスタムは参考になりませんな(笑)

では性能面について書きますね

ここからが本題です

まずはこれ

 

この2台は、カスタムしている訳じゃないんですが、特徴があるんで使ってます

ボディーサイズは同じリールで、右のリールの方がハンドルが長く、ノブが丸い

逆を言えば、左のリールの方がハンドルが短く、ノブが四角い

この違いがどう影響するのか?

ハンドルが長い方が、力を必要とする釣りをする際に、釣り人側が楽に巻けます

重たいジグ、引き抵抗の大きなルアーを使うときや

深い水深や、重いオモリを使った船釣りなど

いわゆるテコの原理ってやつで、こういう時に釣り人が楽にリールを巻けます

プラス、ハンドルノブが丸く太いことで、指先に力が入れやすくなります

更に、素材がEVAになることで、滑りにくくなって、楽さが掛け算的に増していきます

今釣りをしてて、もう少しパワーが欲しいなぁ~

そんな時は、カスタムパーツでハンドルを長くする。です

良い事づくめなら、全部ハンドルを長くすれば良いんじゃね?って思った方

釣りって、そこまで単純じゃないんですよ

見た目だけカスタムして喜んでる自分がいう事ではないんですが

パワー重視にカスタムすると、失われるのが感度になります

力が足りないからこそ、リールから伝わるちょっとした重さの変化(潮の流れや地形の変化)に

気づきやすくなって、「ここ釣れそう」とか、「根掛りそう」など

色んな事を察知しやすくなってきます

そこへ、ハンドルノブも影響します

握りやすい=感度が悪い

これも言い方が難しいんですが、実際はリールの感度が悪くなるんじゃなくて

巻いてる釣り人の方の感度が落ちていくんです

ノブが細く、指との接点が小さくなればなるほど、そこへの集中力が高まるんで

「ツン」が伝わりやすくなるんですね

不安定だから分かること

例えば、不安定な2輪車(バイクや自転車)に乗ってる時の方が

安定している4輪車(自動車)を運転している時より

地面の凸凹や斜面の角度なんかが把握しやすいですよね?あれと同じです

タイラバや、チニングのように

一定のスピードでゆっくり巻き続けるような釣りには

あえて、力の掛けにくいコチラの方が向いてます

 

 

 

ノブの形で言えば、いい意味で握りにくい(力が入れにくい)左のIノブの方が人間の手感度が上がり

握り込みやすい、右のTノブの方が手感度が落ちる

丸いラウンドノブを使えば、さらに手感度は落ちていく

ただし、パワーに関しては、真逆の理屈

Iノブ<Tノブ<ラウンドノブ

なので、メインの釣りによって、そこを使い分けていくのが大切です

例えば、軽いルアーを使うアジ・メバリングでは、断然Iノブがおススメで

そこそこ重いルアーまで使い、飛距離もでるシーバスなんかはTノブ

めっちゃ重いのを投げるショアジグなんかはラウンドノブが良いと思います

パワー重視で感度を捨てるんじゃないですよ

その釣りに、そこまでの超高感度は必要ないからです

アジングは、0.5gのジグヘッドを、いかにアジのいる層に漂わすか?に気を使いますが

ショアジグで4~60gのメタルジグを使ってると、漂う時間なく沈んでいきますからね

ノブの素材も考えてみましょう

ちなみに

今回、ダイワのリールばかり画像使ってるのは、自分がloveダイワって事じゃなく

シマノさんのホームページがメンテナンス中で、画像が使えなかっただけなので

深い意味はありません

上のリール、左が滑りにくいけど柔らかい素材

右は滑りやすいかもしれないけど、硬い素材

もうわかりますよね

滑りにくく、ガッツリ握れる方が、釣り人側の感度が落ちます

が、ここまで大きなノブを使う釣りの場合、釣り人はグローブを付けてることが予想され

その素材とノブの素材との相性みたいなものも考えないといけませんがね

素材は、硬い方が感度が良い

ここは釣り人側じゃなく、リールの方の感度ね

素材が柔らかいと、衝撃を吸収しちゃって、指先まで100%伝わり切らないってのは

感覚的に皆さんも理解しやすいかなって思います

今回の内容を理解したら

どんなことに役立つか?

単純な話です

お小遣いに余裕のある人は、釣り物ごとにそれに適したリールを個別に購入すればよいのですが

なかなかそうはいきませんよ~って時は、リール1台に、別のハンドルを用意しておいて

その日の釣りによって、適した方の(パワー重視か感度重視か)ハンドルを装着する

そんな使い方もありますよ~って事ですね

ハンドルのノブだけ変えるのって、案外手間なんで

ハンドルごと変えちゃう方が楽かもです

 

ベイト(両軸)リールは工具がいりますが、スピニングはねじ込むだけなんで工具は不要

その時々の気分で、ダブルハンドルにしたり、シングルにしたり、短くしたり、長くしたり

Iノブにしたり、ラウンドノブにしてみたり

自分みたいに、色だけ変えてみて楽しんでみたり

ゴメクサスのアイテムは、手ごろな価格が多いので

カスタムデビューにおススメです

タイムでは、倉敷・水島・総社・蔵王店にて取り扱い中

色々な形や色がありますので、是非店頭でご確認ください

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