
今シーズンも禁漁まであと数日
最後まで遊びつくしてます♪の報告
今年の渓流は
初春まで雪が降って、水温がなかなか上がらず前半は苦戦の日々
暖かくなって、新見も日野川も魚の活性が上がって来たと思ったら
今度は急激に暑くなり、異常に短かった梅雨の影響もあって
どこの川も渇水と高水温で、冷水が好きな渓魚たちのテンションだだ下がり

この釣り始めて
一番厳しいシーズンじゃったね
と言え、今年も尺イワナ、尺アマゴの顔は見えたし
トータルで言えば何百匹もの渓魚に会えたし
あとは、今シーズンをどう締めくくるか・・・です
釣りが出来る期間が日付で設定されている
これが他の釣り物とは違った楽しみ方を与えてくれますね♪
本命は、まだ見ぬ尺ヤマメ

今シーズンも29㎝どまり
どうにかあと1㎝の壁を越えたい
って事で、日野川の本流を車で移動しながら見て回る
で、竿をだすことを諦める
シーズンの大詰めって事もあって、あっちもこっちも釣り人多数
平日(月曜)にこれだけいるって事は、週末も・・・
人的プレッシャー掛かりまくってるじゃろな

自分の腕じゃ
釣れる気がせん
1時間ほどぐるぐる回ってみた結果、尺ヤマメは諦めた
で、山登り決定
イワナなら一匹ぐらい遊んでくれるはず
まだ攻めたことのない場所が何か所かあるから
その中で、一番近い場所を選択
釣れんかもしれんけど
やっぱ勝手知った場所より、初場所攻める方がドキドキ感あって楽しい自分
一匹
とりあえず、それが今回の目標
じゃったんが


直ぐ釣れた♪
しかも

良型が、テンポよく顔を見せてくれた
気温が下がり始めて(朝は15℃じゃった)、イワナの活性が上がってるっぽい
しかも、今回の初場所選び、当たりくじを引いたらしい♪


水深のある場所はメテオーラ、浅い場所はもののふ
最初は低活性と考え4㎝で喰わせに行ってたけど
あからさまに5㎝の方が反応が良かった

このへんからは、サイズ関係なく
この魚が今シーズン最後の一匹かな?って言う
寂しいような、切ないような感情が湧いてくる

入渓して遡行すること3時間
サイズ、数ともに落ち始めた
水量的にはまだ行けそうじゃけど、最近雨が多かった影響の可能性高く
岩の喫水線から通常水位を想像するに、この辺が生息できる限界か?
よし、ラスト一投

これが最後
からの、ラスト一投 × 十投
悪あがき、引き際の悪さ、これは釣り人の基本ですからね
サイズ、数ともに十分万足してるんじゃけど
目の前に美味しそうな場所が出てくると、投げちゃうんよね~
この悪あがきが、ヤツと出会わせてくれた
ルアーを目で追っていると
ぐわぁ~~~ん、ってドデカイ魚がついてきた
けど、喰わすとこまで行かずUターン
脳汁が吹き上がる瞬間
イワナは、針に触ってなければ3回ぐらいはチャンスがある
イワナの動きから、戻った場所を推測
そこへ、再度キャスト
・・・・無
ちょっとズラして二投目
・・・・無

まじか~
この川の主、来年持ち越しかよ~
少し冷静になる
もしかしたら、もっと上流に登ったのかも
で、2mぐらい上流の白泡の中へキャスト
2アクションさせたぐらいのタイミングで、コツン!
来た!・・・けど軽い
・・・・君じゃない
20㎝ぐらいのイワナがヒット
渓魚は警戒心が強いから、ほかの魚が暴れてるの見てヤツの警戒心MAX

完全に終わった・・・
自分の経験値が終了の鐘を鳴らす
しかし
釣りって、すべてが予測できるほど単純じゃない
時として
えっ!ウソっ!! みたいなことが起こる
今針に掛かってる20㎝のイワナに、突然ヤツが襲い掛かって来た!

何が起きてる⁈
まさか自分の半分ぐらいな魚を喰うつもり?
いや、違うな
喰いたい衝動じゃなく、追い払おうとしてる
そろそろ産卵時期じゃから、縄張り意識が高まってるんかも
どうする、このまま魚を寄せたら、ヤツは自分の存在に気付くぞ
あそこから近づけるわけにはいかん
一か八かじゃ、20㎝をブッコ抜く
兎に角、ヤツの視界から消す
運よく、手前にすっ飛んできた20㎝が足元で針が外れた
20㎝に、登るな!下れ!! と威圧したら
運よく下ってくれた
自分の視線はヤツに固定
様子を観察してると、さっきまでとは明らかに違って
ヤツはイラついてる
チャンスじゃ
ルアーを顔の前で、これでもかってぐらい暴れさせる

デカいのよぉ
そこ邪魔すんで~
オラオラ~~~
バクっ!
喰った~~~~!
脳汁が噴き出しすぎて、もうこの辺から記憶が無い
過去一ファイトは慎重にやってた・・・ハズ
上手にネットで掬った・・・ハズ
でけぇ~~って叫んじゃったよねぇ~
うっひょぉ~って吠えちゃったよねぇ~
山の中、人いないし、家もないし
いいおっさんが、久々に大声だしちゃったよねぇ~
人生初のイワナ40UP

コイツのイカツさ、写真じゃ伝わんないよね
3時間半釣り上がった先、木々に覆われた細っそい川の最上流
超綺麗な水質と、川のせせらぎ
色んなものが加わって、単純な自己記録更新とかって枠で収まらない
自然は自分の想像の何倍も上をいく
じゃから釣りはやめられん
牧
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